2012年5月27日日曜日

ワイナリー見学 EmilianaとMorande

もう葡萄の収穫シーズンは終わってしまいましたが、ワイナリー巡りに行ってきました。
訪れたのはサンティアゴから西に60kmほど、Valle de Casablanca。
数多あるチリのワイン生産地の中でも、主に白ワインを生産している珍しい地区です。(太平洋から吹き込む寒風のため冷え込みが強く、白ワインに向いているとのこと。)
結構な数のワイナリーがあって、あたり一面葡萄畑。

まず訪れたのはEmilianaというワイナリー
規模の小さいワイナリーですが、所有する葡萄畑すべてでオーガニック栽培をしている、オーガニックワインのメーカー。
農薬や肥料を使わないでしっかり葡萄を育てる為に、葡萄の木の近くにいろいろなハーブを植えたり(害虫よけになるとのこと)、鳥を放したり(虫を食べてくれるのだそう)、リャマや馬などを育てていたり(肥料のため)、他のワイナリーとはちょっと違った趣のあるところです。
葡萄畑をぐるっと見終えた後は、試飲の時間。
チョコレートと合わせたり、チーズと合わせたりするコースもあるのですが、今回はシンプルにワインだけ。
試飲したのはAdobeのロゼ、NovasのSauvignon BlancとCarmenere、そしてCoyam。
軽いワインからだんだん重厚なワインへ、値段もだんだん高い方へ(笑)。

チリでロゼを飲んだのは初めてでしたが、とても軽くいけてしまうワインでした。
お店の風景。もちろんここでワインを買って帰れます。
Adobeが3,000ペソ台、Novasが6,000ペソ台、Signos de Origenが9,000、Coyamは14,000くらい。ブドウ品種によっても少し変ります。

こちらのワイナリー見学では生産工程は全くなかったのですが、ゆっくり葡萄畑見学をできたのは良かったかな。
試飲込みで見学料10,000ペソです。
Emilianaを出た後、すぐお隣にあるMorandeというワイナリーにあるレストランにてお昼。
こちらではワイナリーの見学ツアーは行っていないようで、その代わりレストランにて系列ワイナリーのワインを楽しめます。
もちろんショップにてお土産購入も可。
ホームページを見たときは、料理に合わせたワイン付きのコース料理が18,900ペソ/人と出ていたのですが、行ってみると値上がりしていて23,900ペソ/人に。。。

逢えなく断念して、個別に注文。写真はマグロのセビーチェ。
メニュー一品一品にマリアージュされたワインが提案されていて、各メニュー単品の値段とグラスワインをつけた値段が書かれています。
グラスワインは大体1,500~3,500ペソの間。料理は5,000~10,000ペソくらい。
ワイナリーの見学はないようなのですが、レストランとショップの建物にちょこっとワイン醸造設備が展示されていました。
勝手に見ていいよ、というものなのか、案内を頼むこともできたのか、ちょっとわかりませんが、勝手に見学。
収穫された葡萄が醸造所に着いてからの工程が一通り説明されていました。
この卵型のタンクは普通のタンクに比べワインの環流が自然に起きやすくいいのだとかなんだとか。
普通のタンクも置いてありました。

Casa Blanca地区はサンティアゴから60kmほど、車で1時間ちょっとと行ったところで、公共交通はあるんだかないんだか。(多分バスは出ているはず。)
レンタカーを借りるとワイン飲めない人が出てしまうので、運転手つきのバンをお願いしました。
サンティアゴ市内の日系企業も使っているという会社で、8時間で80,000ペソと、まぁリーズナブルなお値段。
ゆっくりワイナリー巡りを堪能できました。

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