2014年4月12日土曜日

Parque Nacional Nahuelbuta


コンセプシオンからおよそ150kmほど南にある、ナウエルブッタ国立公園。
この自然公園は、にょきっと生える姿が印象的なAraucaria araucana(アラウカリア:チリマツ)の群生林を一番の特徴としています。
片道3時間程度で着くのですが、そのうち1時間は砂利道林道なのでなかなか大変。

このにょきっとしたのがアラウカリア。
チリマツというし、マツっぽいけどマツ科(Pinaceae)ではなくナンヨウスギ科(Araucariaceae)のナンヨウスギ属(Araucaria)だそう。
ちなみにナンヨウスギと言ってもスギ(ヒノキ科: Cupressaceae)とはやっぱり科レベルで違うようです。

アラウカリアの多くはアンデス山脈に生育しており、この海岸山脈と言われるところにあるナフエルブッタ国立公園に生育するアラウカリアはそういった点でも貴重な存在のようです。
公園内見どころスポット①:Araucaria Milenaria:千年アラウカリア

公園入り口にてレンジャーの方が公園内の見どころを説明してくれました。
最初の見どころが、推定樹齢二千年と言われるアラウカリア。
根元から、大人が3人は楽に入れるくらいのうろができてしまっていますが、これでもしっかり生きています。

アラウカリアは寿命が長く1000年以上生きるものが珍しくないようですが、一方で生長が遅く、一時期製材目的で乱伐されたこともあり現在絶滅危惧種として指定されてしまっています。
見どころ②:Mirador Piedra del Aguila:アギラ岩展望台
標高1400m弱に位置する、頂上にぴょこっと突き出た岩が天然の展望台となって360°の眺望を楽しめるところ。
ここからナウエルブッタ国立公園を一望できるほか、アンデス山脈から太平洋まで見渡せます。
木で造られた階段の入り口のところが鳥居みたいになっててちょっと親近感。

Mirador Piedra del Aguilaと同じような自然の展望台となっているのが見どころ③のCerro Anay。(この日記最初の2枚の写真がCerro Anayから)
Piedra del AguilaがアラウカリアとCoigue(コイウエ、南極ブナ)の大木の森の中にあるのに対し、Cerro Anayは開けた灌木地の中にアラウカリアの大木がポコポコあって、それぞれ趣の違った森になっています。
鳥居みたいになってる階段
遠くに見えるアンデス山脈
うっすら見える太平洋


そんな感じで、アラウカリアの森っぽいイメージが強かったナウエルブッタですが、コイウエなど南極ブナ系とアラウカリアの混ざった原生林も多く、ハイキングをするのにとても気持ちのいい森でした。

入園料はチリ在住成人2500ペソ、子供1000ペソ、老人1250ペソ、6歳以下無料
       外国人成人4500ペソ、子供2000ペソ、老人2000ペソ、だったかな。
(多分ホームページの料金と外国人成人料金が違ったと思います。)
http://www.parquenahuelbuta.cl/

2014年4月8日火曜日

Cochayuyo

家に残されていたコチャジュジョ料理初挑戦。

乾燥して束ねた状態で売られているコチャジュジョの、その帯に調理方法が買いてあったので、それに従い水で戻す。
一晩戻す、と書いてありましたがまぁ夜浸け始めて朝料理するわけは無く、あるいは朝わざわざ漬け始めるわけも無く、丸一日かけて戻しました。
なお、塩を入れるとかお酢を入れるとか書いてあるところもありましたが、帯には特に記載なかったのでただの水道水で戻しました。

水で戻すってことで昆布みたいに出汁は期待できないだろうということで、干しシイタケも一緒に入れようと戻してます。

戻した後は圧力鍋で煮ました。一度沸騰したら火を消して置いておけば歯ごたえを楽しめる位の柔らかさに。
それを2回繰り返したらちょっとくたくたくらいの柔らかさになりました。
味付けをどうしようかと思ったところ、赤を通り越して黒っぽくなった(元)白味噌の在庫がたくさんあるので味噌煮込みにしてみました。
おかげさまでというか、もともと見た目の良くないコチャジュジョがよけい冴えない色合いに。
まぁでも味的には味噌との合わせは悪くないと思います。

油っぽい肉と合うかなと思い一緒に煮たのは豚のLomo Vetado(肩ロース)。
最近Lomo Vetadoが割合コンスタントにコンセプシオンのJumboでも売られるようになりました。