コンセプシオンの魚

肉食文化のコンセプシオンでは、海沿いの町の割に魚を売っているお店が少なく、頼りにしているのは冷蔵設備の全く整っていない市場。
なので今頃から春先にかけてが衛生面の不安を抱かずに魚を買うことが出来るベストシーズン、と思います。
というわけで、久しぶりも久しぶりにVega Monumental市場にて魚を調達。

左の写真は Merluza Austral。
タラ目メルルーサ科の魚ということで、味もタラに近い淡白な味。
タラに比べると身のしまりが緩い感じ。鍋に向きます。

こちらは今回は買いませんでしたが、同じくタラ目メルルーサ科のMerluza Gayi。
上のMerluza Australが50～60cmに対し、Gayiは30～40cmくらいでした。
ただ、市場のおばちゃんたちから聞いただけなので、学名でしっかりわかれているのか、大きさで分けているだけなのかいまいちわかりません。

Chorito。ムール貝、あるいはシウリ貝。

多分ちょっと火を通し過ぎてしまって、身が縮みすぎてしまった感がありますが、ワイン蒸しにしました。
シウリ貝みたいなものなので、出汁用に鍋に入れてもとてもおいしいです。

Cholga。同じくムール貝のような感じですが、今回は買わず。
なので味はちょっとわかりません。

Pejerrey。すでに開いてありますが、キスのような魚で、淡白な味。

今回は油を多めにムニエル状にして食べましたが、天ぷらにするのがベストかな？と思える味です。


なお、どの魚も言えばある程度(2枚とか3枚とかに)さばいてくれます。

魚ではありませんが、海苔のような、わかめのような海藻も売っています。
味は岩ノリというか、ゆで過ぎてぐちゃぐちゃになったわかめと言うか…
海苔スパゲッティと言うことで、ペペロンチーノに加えて見たら結構おいしかったです。

以下は今回買わなかった2種類ですが、
Congrio。キングクリップ。
これも淡白な魚で、唐揚げや鍋にするとおいしいです。

Sierra。日本ではオキサワラと言うそうです。
名前の通り、鰆に近い味なのかな？
体長1m以上、塩焼き、照り焼きなどでおいしくいただけます。

小数点、桁区切り

たまにしか使わない機能なので、よく忘れてしまうため備忘録的に…
チリでは、というかスペイン語圏では?、小数点と桁区切りの表記の仕方が日本と逆です。
小数点には｢.｣ではなく｢,｣を、千ずつの桁区切りには｢,｣ではなく｢.｣を使います。
1,052.3ではなく1.052,3といった具合。
別に普段は何も困らないのですが、たまに困るのがインターネットから拾ってきた数字をエクセルにコピーするとき。
小数点が｢,｣で書かれていたりすると正しく数字として認識してくれず、文字として扱われたり桁がおかしくなったり、計算するときに困ります。

このような場合、エクセルの設定を少しいじる＝スペイン語と同じ小数点、桁区切りにすれば正しく数字を認識してくれます。
手順は、ファイル⇒オプションと進み｢Excelのオプション｣を開く。

｢システムの桁区切りを使用する｣のチェックを外し、小数点には｢,｣を、桁区切りには｢.｣を指定する。

データを貼り付け終わったら、また設定を戻せば日本語と同じ標記に直してくれます。

三菱東京UFJ、リアルタイムレート

日本からチリへ送金するときは三菱東京UFJ銀行のグローバルダイレクトを使っています。
その三菱東京UFJ銀行、先月から為替レートを刻一刻と変動させるリアルタイムレートを始めたとのこと。
そしてそれに伴って、為替手数料がなんと1円/ドル⇒25銭/ドルに大幅に引き下げられました。
（今月末まではキャンペーンで更に10銭/ドルに割引中。）

10,000ドルを送金する場合で7,500円の手数料差となりますので、結構大きなお得感。

ただ、リアルタイムレートの適用は外貨預金に入れるときだけのようで、どうも直接外国送金する場合には今まで通り一日固定のレート（為替手数料1円）となるようです。
なので、為替手数料を節約するためには、いったん外貨預金に入金したうえで、外貨預金口座から外国送金をしなくてはなりません。
そして外貨預金口座からの送金の場合2,500円/回の手数料が追加でかかりますので、お得具合は若干下がってしまいます。
それでも10,000ドル送金の場合で都合5,000円の節約に。

ようやくネット銀行などのサービスに大銀行が追いついてきたという、いまさら感はありますが、ちょっとだけ送金がしやすくなりました。
（多分シティバンクなんかを使った方が送金手数料なんかも安く済むんだろう、と思うのですが…これから海外赴任なさる方は有利な銀行をちゃんと探した方が良いと思います。）