2014年12月21日日曜日

チリのクリスマス 2


日本のクリスマスは商業主義だ何だと聞くこともありますが、

チリのクリスマスはそれ以上に経済を潤している気がします。

(もっともカトリックの国であるという宗教的裏付けもちゃんとあるわけですが)

プレゼントをあげる対象が、広い。

会社から従業員へ、マンションの住人からコンセルへ(受付・守衛)へ。

もちろん親から子供へ、などの家族内、友達同士のプレゼントも。

クリスマス前はモールやその周辺道路の混雑具合が半端じゃないので早めの準備が肝要です。



そんな中、

LAN航空も、貯めたマイル(Kms LANPASS)をクリスマスプレゼントに交換したら?っていうキャンペーンをやっていまして



真夏のクリスマスでも雪の結晶の背景



そんなわけで





一人さびしく自分へのプレゼント





一周遅れののiPad Air(旧型)、16GB WIFIモデル。





チリなので、コンセント形状はC型。
日本で使うにはアダプターが必要です。





49,900Kmsでした。

LANのKmsは商品に交換する場合も航空券に交換する場合も、大体4~6ペソ/Kms≒1円/Kms、1マイルで言えば1.6円/マイルくらいのレートのようです。

49,900KmsでiPad Air 16GB WIFIモデルだと、チリの販売価格が279,990ペソなので5.6ペソ/Kmsの計算。日本の販売価格だと46,224円なので0.93円/Kmsの計算。

2014年12月20日土曜日

主語を省くということ




チリからアクセスしているせいか、Youtubeでスペイン語歌詞付きの動画が検索に引っ掛かることが多いです。

上の動画、チリ人がスペイン語に翻訳した歌詞を載せているようなのですが、

これを見ながら、主語・目的語がしばしば完全に省略される日本語の、主語と目的語を正確に捉えるということは、

結構ハードルの高いことなんだなぁ、とそんなことを考えていました。

たとえば、

「旅立つあなた分かっていたはずなのに」という部分が
「Apesar de que sabia que tendria que dejarte」 だったり、

「星が舞う街に旅立つ あなたの未来を祈るよ」の訳が
「Me dirijo a aquella ciudad en que las estrellas resplandecen, desde alli rogare tu futuro」だったり。

スペイン語を習い始めたころ、動詞の活用の多さが本当に嫌でなかなか勉強に身が入らなかったのですが、

主語に応じて動詞が活用される分、主語が省略された時でも文の意味は捉えやすいのかなぁと。



あとは、「最終列車に乗って」旅立てる範囲なら、もうあんまり別れではないなぁと、そんなことを考えてしまう歌詞でした。

2014年12月10日水曜日

カラファテ旅行最終日 ブエノスアイレス エセイサ空港

カラファテ旅行最終日、飛行機が13:20発の予定だったので、2時間前に着くよう10:30にTienda Leonのバスターミナルへ。



Terminal Maderoはサンマルティン広場、イギリスタワーの近くで、今回泊まったEl Conquistadorから徒歩20分くらい。

ここからEzeiza、Aeroparque両空港に日中は30分ごとにバスを出していて、EZEまでは130ARS、AEPは50ASR。

ターミナルからEZEまでおよそ1時間です。




LAN航空はじめワンワールドの会社はターミナルAからの出発らしく、バスを降りるのは一番最後。

ターミナルは割と新しく、きれいな空港です。


エセイサ空港からの出発は初めてだったので、せっかくなのでラウンジも見学。

9番ゲート近くに入り口があって、搭乗口は2階ですがラウンジは3階にあります。

LANのラウンジはエレベーター出て左側。

パソコンはMac、シャワールームは男女それぞれ1室かな(使わなかったのでわからず)?

食事はサンドイッチやデニッシュがあって、あとチーズにハム。

コーヒーがネスプレッソ。


せっかくだからアメリカンのラウンジも。



こちらは、生野菜スティックとか、ミックスベジタブルのボイルとか、マッシュポテトとか。

食べ物の野菜比率が大きかった気がします。

LAN航空ラウンジの向かい側にあります。

ちなみにこのAdmirals Clubの奥にスターアライアンスラウンジが見えました。


飛行機に乗ったら、軽食。

Bon o Bonってアルゼンチンのお菓子で、チリでも売っているのですが、日本でも売っているんですね。

しかもうまいぼ棒のやおきんが販売していると。

2014年12月9日火曜日

カラファテ旅行4日目 カラファテ空港からブエノスアイレスへ


氷河トレッキングに無事行けて、カラファテの日程は全部終了。

11:10のフライトにてブエノスアイレスに戻ります。
ホテルからカラファテ空港への移動は、来るとき往復でチケットを買ったシャトルバス。
朝8:30にホテルに迎えに来てもらって、9時ちょっとすぎに空港到着。
ちょうど前の便の出発時間だったからか、チェックインカウンターは閉まってました。ちょっと早く来すぎ。
空港には保安検査前に土産物屋が3店、カフェが1店。保安検査後はカフェ1店。

ブエノスアイレス・アエロパルケに予定通り2時過ぎに到着。
ここからRetinoまでバスで行きます。

アエロパルケからレティロ駅まで、ArBusとManuel Tienda Leonの二つの会社がバスを出していて、ArBusはレティロ駅横にある一般のバスターミナル、Tienda Leonは自社のターミナルに行きます。
料金は前者が20ペソ、後者が50ペソだったんで、前者を選択。




ブエノスアイレスでやりたかったこと① アイスを食べる。


飛行機の時間が中途半端でお昼を食べ損ねてしまったので、お昼ご飯代わりに。
大中小とサイズがあってうっかり中を頼んでしまいましたが、チリでもアルゼンチンでも小にすべき、と思います。
最後食べ飽きた感が強くなってしまいましたが、でも美味しかった。



ブエノスアイレスでやりたかったこと② 「世界で2番目に美しい本屋」で本を買う。


なんだかのランキングで世界で2番目に美しい本屋とされたEl Ateneo。
もともと劇場だった建物をそのまま使用しているのだとか。舞台のところはカフェになっています。


上を見上げればフレスコ画があり、壁の装飾も美しく、本を探す時間ももったいないくらい。

(割と綺麗なトイレもありましたので、本屋にいるとトイレに行きたくなる人も安心してゆっくり滞在できます。)


スペイン語の勉強のため(?)本を2冊購入。
村上春樹の1Q84の西語翻訳版と、(多分)アルゼンチン人が書いた小説西語原文。
日本の小説の翻訳版は、小説の背景が分かりやすいので、ちょっと外国語で小説を読もうと言うときに気軽に読める、気がします。
それとせっかくだから原文の小説にも挑戦してみようととりあえず目に付いた1冊を。
多分どっちもチリで買えますが、1.5~2倍くらいの値段がします。(1Q84がアルゼンチンペソ闇レートで約2,000円相当、チリだと3,500円くらい。)

翌日サンティアゴ行きの飛行機に、偶然1Q84を読んでるチリorアルゼンチン人がいました。



ブエノスアイレスでやりたかったこと③ タンゴショーを見る。


普段音楽とは無縁な生活を送っているのですが、やっぱせっかくだから一度はタンゴを見ておきたいと思い、タンゴショーへ。

ホテルで手配してもらった、Sabor a Tangoというお店。
ホームページではCena Show、送迎込みが120USDとなっているのですが、ホテル手配で650ARS、54USD。
有名どころはホームページで140~170USDなのでまぁ割安。有名どころも多分安く買う方法があるんでしょうね。

到着すると入り口で写真を撮られ、ダンサーと一緒に写真を撮られ、お土産コーナーを通り、劇場の中でもう一度写真を撮るかい?と聞かれ、撮った写真を買うかい?と聞かれとテーマパーク的な営業が展開されますが特に押しが強いわけではないので買いたくなければそれでOK。

お店の中は落ち着いた劇場で雰囲気も良い感じです。

Cenaは、前菜、メイン、デザートに、ソフトドリンク、ワイン、ビール、cafe/teが飲み放題。


注文したのは前菜:サラダ、メイン:ステーキ、デザート:ティラミス。
一人の客が滅多にいなくて連れがまだ来ていないものと思われたためか、席に着いてから30分以上放置され、周りの食事が進む中ぼーっとしてるという悲しい状態に陥ってしまいました…
そんな扱いなどもあってか、正直ご飯はあんまり美味しくない…
肉の焼き加減、Tres Cuartoで頼むとアルゼンチンは結構しっかり焼いてくる傾向にあります。

ショーは食事が大体終わったころにスタート。
ショー中は写真撮影禁止だったので写真ありませんが、タンゴだけでなくアルゼンチンガウチョのショーなどあって美しく面白いショーでした。
ただもっとタンゴを見たいと言う人にはタンゴの時間が結構短くてちょっと物足りないかも。

サーバーの対応の悪さと、そもそも一人でちょっと場違いな感じがあって、不満も多く残るお店でしたが観光に来てみるショーとしては良く出来てると思います。
一人で行くなら夕飯は別で食べてショーだけ見に行く方が心おきなく楽しめるかも。

2014年12月8日月曜日

カラファテ旅行3日目 Glaciar Perito Moreno : Big Ice

3日目、12月8日は「コンセプシオンの日」でチリもアルゼンチンも祝日。
祝日でも観光地カラファテは通常営業中。

この日はこの旅行の主目的、氷河トレッキング、Hielo y AventuraのBig Iceに参加。

メールで申し込みしただけで本当に受付されているのか、若干の不安を胸に、出発予定の7時ちょうどにホテルロビーで迎えを待ち始めるも、一向に来ない…

ロビーから、観光客を乗せた幾台のバス、バンが通り過ぎ行くのを眺めるも、一向に来ない…

ようやくやってきたバンは、一緒に待っていたスペインからの4人組を連れて去って行った…

あれ、やっぱり予約されてなかった?といい加減諦めかけた7:45、バスがホテル前に停まってお迎えが来てくれました。




バスは国立公園入り口で料金徴収のためちょっと停まったあと、まずはペリトモレノ氷河の展望台へ。

今年の入場料は215ARS。去年は130ARSだったのに… 

メルコスールの住民は割引があるということで、「チリ居住者」として申請したらどうなのだろうと思ってそう申告したのだけど、隣にいたアメリカ人女性とカップルと思われなぜかアメリカ人としてチケット購入。




展望台の滞在時間は約1時間。
この間、視野の裏側でバキバキドーンという崩落の音が何度も聞こえたのですが、なかなか見える範囲では起きず…

結局1回だけしっかり見ることが出来ました。 写真は崩れた後の水しぶきだけになってしまいましたが。



展望台の後、バスは船着き場へと移動。船に乗ってペリトモレノ氷河にわたります。



船から眺めるペリトモレノ氷河。こっちは展望台から見えてたのの裏側。

右側の森の中にうっすら展望台の遊歩道が見えます。


対岸に到着して、氷河の麓を見学。そそり立つ氷河。
崩落の危険があるのであまり近くまでは行けず。



麓にある山小屋でスペイン語班と英語班に分かれ、出発前のトイレと簡単なインストラクション。
ついでに、体力に自信のない人はMini Trekkingに変更出来るよとの確認。

Mini Trekkingは山道をほとんど登らず、山小屋の後すぐに氷河上に入って行きます。



ミニトレッキングに入って行く人達を眺めながら、「あれ、こっちはまだ氷河に乗らないの?」なんて思いながら氷河脇を登って行きます。

道中左手に滝を眺めたり花を眺めたり、右手に氷河を眺めたり。

氷河に乗るまで1時間くらいの道のり。
結構暑くなるので歩いてる最中はシャツ1枚で十分なくらい。



山歩きも終わり、ようやく氷河に。

まず腰にハーネスを取り付けて、アイゼンのサイズ調整をしてもらって、そのアイゼンを手に氷河の上に。

氷河に入ったらまずアイゼンの装着。

このとき、大体12:00になっていました。



氷河の上ではガイドの通った道をなぞるように、一列で歩いていきます。
あんまりばらばらあるくと、落とし穴に落ちかねないから…

この日のスペイン語グループは、アルゼンチン人、ブラジル人、アメリカ人、韓国人、台湾人、日本人といろいろ。


氷の壁!!みたいのはありませんが、氷河のギザギザしたのを登って降りて。


クレバスにたまった水は本当に真っ青。


氷の間の隙間など、直接光の当たらないところも本当に真っ青。


ペリトモレノ氷河を登って行けば、南パタゴニア氷原。というか氷原の一部が氷河?


氷河の出来た滝。氷の下に行って、そのままアルゼンチン湖まで流れて行っているのだろうか?


帰り際、トンネル状になってる場所を発見。青いトンネル。


船着き場まで歩いて氷河トレッキングは終了。
氷河に着くまで1時間、氷河の中で4時間弱、氷河から出て船着き場までまた1時間弱のトレッキングでした。
久しぶりに一日中歩いて、もう氷河はお腹いっぱい!!!と思える充実した一日でした。


船の中ではアルゼンチンの伝統菓子「アルファホール」をあてに氷河氷入りウィスキーが振舞われました。
あとカラファテリキュールの小さな瓶と、アイゼンのキーホルダーをお土産にいただきました。



夕食 レストラン El Cucharon


カラファテ最後の夕食だし、トリップアドバイザー1位で、なによりチーズケーキが美味しいと書いてあるブログがあったMi Ranchoに行こうと思ったのですが、開店時間に行ったら予約で一杯ですと…

で、まぁ美味しかったし、メニュー見たらこっちもチーズケーキあるしで、Mi Ranchoのほぼ向かい、初日に行ったEl Cucharonにもう一度行きました。


もう羊はたくさん食べたし、そろそろ牛ステーキも食べとこうと思ってステーキ。
Medallon al Cucharon(だったかな?)と、お店の名を冠しているステーキを頼んだら、チリで言うa lo pobreの玉ねぎ無し版でした。
肉の味は…微妙。というか、焼き過ぎ。
この日は贅沢してサラダも付けたしグラスワインも頼んだけど、ちょっと残念。


デザートにチーズケーキも頼んでみた。
これも、、、微妙。

初日のイメージが良かっただけに、結構がっかりしてしまいました。このお店、シチューとかパスタ系が得意なのかも?
デザート頼んだ頃には満席で待っているお客さんもいて、賑わっているお店なのは間違いないのですが。