2012年4月29日日曜日

チリ料理、Parrilladaレストラン Restaurante Rincon Campesino


動物園、ZOOCONCEPCIONの向かいにあるレストラン、Rincon Campesino
チリ料理、中でもチリ風焼き肉のParrillada(パリジャーダ)のレストランです。

お店の雰囲気は田舎の古民家といった感じ、席数はかなり多いのですが、この日はかなり混みあっておりほとんど満席状態。
従業員もあわただしく働いていました。

また週末にはチリ民謡歌手のような方も来るようで、この日もライブ演奏をしていました。
お客さんからのリクエストにこたえて選曲もしているようです。
チリ焼き肉のお店でほとんど必ず出てくるSopaipillas。
サクッとした揚げパンでおいしいのですが、かなりお腹にたまりますので、これから焼き肉、という場合食べ過ぎに注意が必要です。
PebreやAjiなどSopaipillaにつけて食べるようなものを出してもらえなかったのがちょっと残念なところ。
今回は少人数で行きましたのでParrilladaはたのまず、お皿で出てくる肉盛り合わせをいただきました。
豚ロース(Chuleta)、豚スペアリブ(Costillar)、豚薄切り肉で卵などを巻いたもの(Malaya Caliente)、鶏もも肉、ソーセージを各1プラス茹でジャガイモ2つで一人前の、Plato Campesino7,900ペソ。
多分、標準的日本人なら2人、あるいは3人を満腹にできます。

Parrilladaを頼むと、一番小さいものでこれ3つ分くらいが炭火焼の鉄板に置かれて運ばれてきます。

量に圧倒されますが、肉の質はなかなか良く、おいしくいただきました。
食べきれなかった分はPara llevar(お持ち帰り)できます。
もう一品頼んだのは、Cazuela。
具材として入っている鶏肉(半分ガラみたいな感じですが)のだしが良く効いていて、これも美味、です。
ラーメンを入れたり雑炊にして食べたりしたくなる味。
かなり大きいのと、若干しょっぱめなため一人で食べ続けるのはちょっとつらくなってきますが、少しずつ分け合って食べると良です。
こちら、チリ、アルゼンチンの伝統的なお茶、マテ茶。
今回初体験でした。
マテ茶は写真のように、大量のお茶っぱをコップに入れてお湯を注ぎ、そこにフィルター付きのストローを差し込んで飲むのが伝統的な飲み方のようです。
何回かお湯を注ぎ注ぎ、結構な量飲むことが出来ます。
かなり苦いお茶で、苦手な人は絶対無理な味だろうなぁ、と思うところですが、大量の肉を食べた後には胃がすっきりしてなかなか良、です。

予算としては一人飲み物込んで10,000ペソ弱になりますが、大人数でParrilladaを囲めば一人5~6,000ペソあればかなり満腹になれると思います。 カード可、です。

ZOOCONCEPCION コンセプシオン動物園


コンセプシオン郊外にある動物園、ZOOCONCEPCION

小さな動物園ですが、30種類ほどの鳥類、哺乳類がおり、目玉はホワイトタイガー、ベンガルタイガー、ライオン、プーマなどネコ科の大型動物に、コンドル、リャマなどチリ産の動物。
(入り口に木彫のクマがありますが、クマはいません。)
あまり展示の仕方が工夫されているわけではなく、小さなスペースにそれぞれの動物が入れられているだけ、という状態ですので、ちょっと退屈してしまいますが、ゆっくりと全部見て2時間程度。

お子様がいらっしゃる家庭には、休日の過ごし方の一つとして良いかもしれません。
今回子供が一番食いついたのは、サル。この動物園には三種類のサルがいます。
サルのぬいぐるみが大のお気に入りなこともあり、また動物園で一番賑やかに動き回っている動物だったこともあり、興味津々でした。




祝日も大体営業しているようで、月~金は10時開園、18時閉園。
土日祝日は10時開演、19時閉園とのこと。
大人3,000ペソ、12歳までの子供2,000ペソ、2歳未満無料です。
カード可です。

2012年4月28日土曜日

サマータイム最後の日



サマータイム最後の日。
日の出時刻は8時過ぎと、多分今日が一年で一番日の出が遅い日だったのだと思います。

もともと3月第2土曜日が冬時間への切り替えの日だったので、1月半以上長く夏時間で過ごした今年。
出勤時刻はまだ日が昇りきらない真っ暗な中でした。
そして今日は1日が25時間ある特別な日。

2012年4月27日金曜日

CopihueとRosa Moequeta

チリの国花、Copihue。
蔓植物で、ちょっと開けた明るめの林地の中で木々に寄り添っています。
秋の深まりとともに、山の中に真っ赤な彩りを添えています。
ラテンの国の国花にしては、林地にひっそりと生えるちょっと地味な存在ですが、それでもその花一つ一つの放つ色彩はなかなか強力なもので、単調な林を華やかにしています。
もうひとつ、チリの秋に彩りを加えるのはRosa Mosqueta。
ローズヒップのスペイン語名で、チリ中部では特産品となっているようです。
こちらも開けた林地、道路沿いなどに良く生えています。
茨が痛いので、山を歩くにはちょっと厄介な存在。

2012年4月13日金曜日

Santiagoのチリ料理店 El Caramaño

サンティアゴ、プロヴィデンシア区、Bellavista地区にあるチリ料理レストラン、El Caramaño。
地球の歩き方にも載っているレストランですので、訪れた日本人も多いかも知れません。
飾らない、チリの家庭料理が楽しめるお店、です。


最初はチリの伝統的なパンHalluyaと揚げパンSopaipillaに、Pebreを。

魚(Reineta)とエビのCeviche。
魚(Reineta)のホイル焼き。
そしてPastel de ChocloとCazuela。
Pastel de Chocroはトウモロコシをつぶしてグラタン状にしてオーブンで焼いた料理。
トウモロコシの下に大体ひき肉、卵、オリーブの実が入っています。
結構トウモロコシの甘さが強いので、一人で全部食べきるのはちょっとつらい料理ですが、数人で一皿分け合うにはなかなか良い料理です。


一品5,000ペソ前後とそんなに高くなく、チリの家庭料理を楽しむには良いお店です。
カードも可。

Concha y Toro ワイナリー内のレストラン

Concha y Toroワイナリー内にあるレストラン(ワインバーと書かれています)。
ワイナリーツアーに参加せずとも入れるのかどうか不明ですが、ワイナリー見学に訪れた際には入って損はないレストラン、だと思います。

メニュー構成は小洒落たChilean Cuisineといったところ。
これにConcha y Toroのワインを始めオーガニックワインのEmilianaや超高級ブランドAlmavivaなどいろいろなワインがグラス売りで楽しめます。
またワイナリーツアーでMarquesコースを申し込まなくとも、このワインバーでも少しずつ試飲できるTasting用メニューもあります。

まずは前菜代わりに小型のエンパナーダと日替わりスープ(この日はかぼちゃのスープでした)。


そしてメインに3品、ラザニア・ナポリターナに羊のシチュー(赤ワイン煮込み)、牛ヒレ肉のステーキ。
なかなかおいしく、どれもリーズナブルなお値段でした。

Santiagoのワイナリー、Concha y Toro


チリ最大、世界で二番目に大きいというワイナリー、Concha y Toro
チリにいると悪魔の絵のラベルが特徴的なCasillero del Diabloや、その一段上のMarques de Casa Conchaをよく見かけます。
日本ではメルシャンが販売しているとのことで、チリワインの中ではかなりよく見られるのでしょうか?

こちらのワイナリー、サンティアゴから地下鉄とバスを乗り継いでたどりつくことが出来ます。
市内からおよそ1時間半程度、1,200ペソ程度。(もっとも地下鉄を降りたらタクシーのほうが便利かと思います。それでも地下鉄の終点駅からタクシーで2,500ペソくらい。)
ワイナリー案内が始まると、まずブドウ棚をくぐりぬけて、ワイナリーの創始者、Don Merchorがかつて住んでいたという御屋敷へ。
現在はワイナリーの所有となっているとのことですが、屋敷前には広大な庭園が広がっており、サンティアゴ市内からわずか1時間ちょっととは思えない風景。
御屋敷前でワイナリーの歴史を軽く勉強してから、今度はブドウ畑へ。
ワイナリーツアーでは見学用に種々のブドウ品種を植え付けた小さな区画でじっくりとブドウを見ることが出来ます。
3月~5月初旬が収穫シーズンで、見学者用の区画にもたわわにブドウが実っていました(収穫の季節ですが、残念ながら収穫の様子は見学できず)。
世界でおよそ27種類あるワイン用ブドウ品種のうち、ここには18種類が植えられているという説明。
定番のCabernet SauvignonやChardonnayはもちろん、チリ独特のCarmenereなど、Concha y Toroで生産しているワインに使われているものだけでなく植えられているようでした。

摘まんで食べて見ると、ものすごく甘い!!。
普通に食べる食用のブドウよりもだいぶ小粒ですが糖分がぎっしり詰まっている感じで、びっくりします。 ワイン用の葡萄って、甘かったのですね。
こちらはSyrah。

「チリは土壌、気候ともワイン生産に適しており、ワインメーカーとして特別なことをしているわけではないけども、ワインの質は世界に誇れる」といったような説明もあり、チリワインへの誇りと、自社のブドウの品質への自信が垣間見えました。
ブドウ畑の見学を終えてから、白ワイン(Casillero del Diablo:Chardonnay)の試飲を挟んで蔵の中へ。
こちらの蔵にはアメリカンオークの樽が並べられており、それぞれ熟成と出荷を待っています。
上級ブランドに使われるのはフレンチオークですが、その値段の差は桁一つにもなるとのこと(ちょっとスペイン語の説明についていけず、細かい数字が分かりません。)
この値段の差は原料となるオークの原木の生長の差から来るようですが、香りもよほど違うのでしょうか?
ワインの熟成に使われた後は、ウィスキーなどの熟成用として下に出されるとのことでした。

昔々蔵にワイン泥棒が入って困っていた時、蔵には悪魔が棲んでいるという噂を流したところ泥棒の被害がなくなった、というCasillero del Diabloの名前の由来を雰囲気たっぷりに聞き入った後(真ん中の写真、奥に見えるのが悪魔のシルエット、です。)、もう一度今度は赤ワイン(Trio:Merlot、Carmenere、Cabernet Sauvignon)の試飲をして通常コースのワイナリーツアーは終了。

今回はMarques Conchaコースで申し込んだため、更にMarques de Casa Concha4種類+チーズの試飲会付き。
それぞれのワインの特徴を聞きながら、それに合うチーズといただいていきます。

正直なところ、「カシスの香りが」どうのと言われてもちんぷんかんぷんな私ですが、ワインに寄ったおじさんが「Sake!」と叫んだり、上品なマダムが隣の余ったワインにまで手を伸ばしているのを目撃したり、その恐ろしく和やかな「ワイン試飲会」の雰囲気が十分に楽しめました。
通常コースの値段は一人8,000ペソ、Marquesコースは17,000ペソで、それぞれ24時間前までの予約が必要です。
更に上級のDon Merchorコースもあって、こちらはなんと67,000ペソ。1週間前までの予約が必要です。
(いずれのコースもホームページから申し込みできます。)
試飲に使ったConcha y Toroのグラスと、Marquesコースではチーズの置いてある木板をお土産にもらって帰ることが出来ます。
(ただしMarques Conchaのグラスはお土産にはなりません。)
またアンケートフォームを書くとCasillero del Diablo、Trio、Torrunyoの三種類が15%オフ、Marquesコースの参加者はMarques de Casa Conchaが15%オフにて、物産展で買うことが出来ます。
いずれの支払いもカード可です。

2012年4月8日日曜日

Chillanのカバーニャ、CUMBRES BLANCAS


Concepcionから東におよそ150kmほど走ってたどり着くAndes山脈麓の温泉地、Termas de Chillan。
Semana Santa(イースター)の連休のうち、土日を利用して行ってきました。
その際泊まったCabaña、Cumbres Blancasです。
Chillanの街中から70kmほど、気持ちのいい広葉樹林を抜ける国道沿いで、このあたりにはたくさんのCabañaが立ち並んでいます。
こちらのCabaña、一部屋に2寝室、リビングダイニングキッチンの構成で、寝室はダブルベッドが一室に2段ベッド2台が一室の構成。
1棟2部屋ずつくっついたコテージが半円状に並んでおり合計17部屋と、なかなか大きいCabañaです。
泊まったのは上述の構成の6人部屋ですが、10人部屋もあるとのこと。
木の見た目と薪ストーブが見た目にも実質にも暖かい、なかなか居心地のよいCabañaでした。

キッチンは鍋、包丁、食器類一通りそろっており、また2ドア冷蔵庫がありますので自炊してある程度長期滞在も楽しいかもしれません。
寝室は前述のとおり、ダブルベッド1台が1室に2段ベッド2台が1室で最大6人まで。

温泉のあるTermas de Chillanの地区にあるCabañaですが、このCabaña自体は温泉を持っておらず、浴槽もなくシャワーのみです。
またシャンプー類もなく石鹸だけ。
夏場に行くのであれば敷地内にプールがあって、泳ぐこともできます。
上流に数キロ走っていくと、植生がなくなって、本当の(?)Termas de Chillanにつきます。
このあたりにつくとCabañaではなくホテルがあって、また温泉もあります。
チリの温泉は半分プールみたいになっており、水着着用です。
冬であればこの辺りがスキー場に変わります。






今回は知人を通して予約してもらって、60,000ペソ/泊でした。
カードも使えます。

2012年4月7日土曜日

ChillanのJumboで買えるもの


Chillanに行くと大型スーパーのJunboがあります。
SantiagoのAlto Las Condesショッピングモールに入っているスーパーですが、コンセプシオンにはない品ぞろえが嬉しいスーパー。
スーパーに行くためにわざわざSantiagoまではいけませんが、Chillanまでだったらドライブがてら買い物に行けます。

Jumboには内陸にあるにもかかわらず豊富な魚介類があって、海に近いコンセプシオンで見るものよりむしろ新鮮に見えます。
ドイツ風のソーセージ類も、チリではなかなか見かけないもの。
魚肉ソーセージタイプややたらしょっぱく固いものが多い中で、Jumboブランドのソーセージはかなりおいしいです。
ハーブのきいたもの、フランクフルトのようなもの、まだ加熱していない生タイプのもの…
こちらは買ったことはありませんが、WAGYU。
和牛の血筋を引くみたいで、レストランで食べる限りは普通の肉よりはだいぶ柔らかいはずです。
(日本で食べる和牛を想像してはいけません。)
濃縮還元ではない、フレッシュタイプのジュース。
もちろん無加糖。コンセプシオンでは無加糖タイプのグレープフルーツジュースが買えないため、ちょっと高いですが買いたくなる商品。
低糖タイプのジャム。
しかもオーガニックだそうです。確かデンマーク製。
ただ、去年から賞味期限が変わっていないため、もしかしたらもう新しく入荷していないのかも…
今までチリで買ったジャムの中で一番おいしく値段も手ごろだったのですが…


このほか結構な値段するワインや、種々輸入ビールなど酒類も充実しています。

2012年4月6日金曜日

タルカワノのレストラン、La Barca


今年の4月6~8日はSemana Santa、イースターの祝日でした。
祝日ですので、モールも閉まって、市内のお店も閉まって、やることがなく、とりあえずということで出かけたタルカワノの海岸沿い。
最初は以前行ったTumbes半島をドライブしたのですが、お昼にはちょっと早かったため切り返した後、偶然たどりついたLenga地区。
シーフードレストランの集まる地区としてConcepcion周辺ではTumbes半島よりもよっぽど有名な場所です。
観光地的要素が強いせいか、このLenga地区にしろTumbes地区にしろどのレストランも営業しているようでした。

(写真はどれも食べながら撮りながらでしたので、食べかけばかりです。)

パン代わりに出てきたSopaipilla。揚げパンの一種ですが、チリでは良くおやつ代わりにも食べられています。
魚料理と同じ油で揚げるためか、ここのは少し魚の匂いがしました。
Pebre(トマトと玉ねぎのマリネ)を乗せて食べるととてもおいしいです。

また注文したエンパナーダも揚げたタイプ。
カニの身(Carapacho)、エビ(Camaron)などシーフードのエンパナーダです(牛や鶏肉のもありましたが)。
ここまでで結構満腹感を得られます。


メインで頼んだのは、
Congrio frito con papas fritas(写真左上)、Salmon a la plancha a lo pobre(写真右上)
Macha al pil pil(写真左下)、Carapashoのグラタン(写真右下)
最初注文するときに、CarapachoをCarpaccioと勘違いし、なんだか分からなかったのですがCarapachoは甲殻類のこと、ここではカニの身(Carne de Jaiba)のことでした。
このグラタン、たっぷりのカニの身をホワイトソースであえてチーズを乗っけて焼いたものですが、とてもおいしかったです。
Salmon a lo pobreのa lo pobreはフライドポテト、炒め玉ねぎ、目玉焼きの三点セットのことを指します。
ひたすらボリュームを追求した付け合わせです。

メインメニューは大体4,000~7,000ペソの範囲で、安くも無く高くも無く。
味もこんな感じのレストランとしていたって標準的だと思いますが、お店のサイズに見合った従業員数で、なかなかてきぱきと注文、配膳をこなしていました。
カードも使えます。