2012年7月22日日曜日

生パスタとラーメンスープ


おいしい生ラーメンが食べたい、と思ってもコンセプシオンにはラーメン屋さんも無ければスーパーにラーメンも売っていません。
(スーパーにはあんまりおいしくない中南米仕様のインスタント麺や、中華系食材店には中国インスタント麺が少々売っています。)

日本から送ってもらうラーメンがかなり貴重なのですが、量も限られるので…
JUMBOで買った生パスタを入れて増量してみました。

結果…割と悪くない。
(茹で過ぎてしまったせいかもしれませんが)コシはあまり出ませんが、今回の麺の太さのせいもあってかチキンラーメンのような感じになりました。
インスタントの麺よりはおいしかったかも。
写真のオレンジ色が生パスタ、白いのがインスタントのラーメンです。

次回は、重曹を入れて試してみようかなと。

2012年7月21日土曜日

町のケーキ屋さん Roggendorf

コンセプシオン市内には、あまり「ケーキ屋さん」といった感じのお店がないように感じます。
そんな数少ない「ケーキ屋さん」のRoggendorf
コンセプシオンから始まってサンティアゴにも進出を果たしたかなり成功しているお店。
(コンセプシオンに2店、サンティアゴのLas Condes地区Manquehue駅の近くに1店出しているとのこと。)

ケーキは見た目の割に甘すぎず、大きさもちょうど良いサイズなので無理なくおいしく食べられると思います。
(最近チリのケーキのおいしさの判断基準が甘すぎないかどうかだけになっている気がしますが…)
昔と比べて少しずつ値上がりしてきているとも聞きますが、写真のケーキは1,600ペソと1,700ペソなので大体300円くらい。
店内で食べることもでき、EspressoやCafé Cortado、Té Cortado置いてあってサイズによって1,000~2,000ペソくらい。

チリでの外食は日本のカフェやレストランに行くのとそんなに変わらないくらいの値段です。

2012年7月17日火曜日

Villa BavieraのRestaurante Zippelhaus

2泊3日で昼2回、夜2回付きでしたので、到着日の昼から出発日の朝までVilla Baviera内のレストランZippelhausにて食事しました。
2人で4回合計8食を注文することになり、メニューにあるものはほとんど食べつくしてしまうのではないか、と言うレベル。
(実際にはもうちょっとありましたので、食べつくすには至りませんでしたが。)
メニューはドイツ料理が半分、チリ料理が半分、です。ビールはドイツビールはおいてなく、Kunstmann各種とBioBioの地ビールBio Bier各種、Kunstmannはビールサーバーのものもありました。

以下ひたすら今回食べたものです。

ドイツと言えばソーセージ、ということでSalchicha、5,000ペソ。
チリのレストランでこういうソーセージを食べられるところはあまりなく、貴重です。
豚もも肉の燻製、Pernil de cerdo ahumado。付け合わせはリンゴのピュレ、7,200ペソ。
肉、皮ともものすごく柔らかく、臭みも少なくおいしかったです。
見た目の割に骨がある分ボリュームは(チリにしては)控えめです。
豚ロースの燻製、Chuleta de cerdo ahumada、6,700ペソ。付け合わせは紫キャベツの赤ワイン煮(?)ロートコール。
ドイツでキャベツといったらザワークラウトでかなり酸っぱいイメージでしたが、このロートコールは甘酸っぱくてなますのような味わい。これもおいしかったです。
ドイツ料理とは呼ばないと思いますが、牛ロースのステーキ。
真ん中の付け合わせはザワークラウト。こちらはロートコールと違い酸っぱい。でもきつい酸っぱさではありません。
ステーキのほう、Bien Cocidoで頼んでしまったら中まで茶色くしっかり焼かれてしまいました。
(Bien Cocidoの意味的にはそれが正しいのでしょうが…)
tres cuartoと頼んだ方がおいしく食べられたかもしれません。
こちらこの店で一番高い8,900ペソ。

キノコのキッシュ、3,900ペソ。豆とトマトのチリサラダの上に巣籠もり風に盛られています。
キノコの香りが強い、クリーミーな仕上がり。

ドイツ料理というよりはチリ料理の、サーモンのクリームソース添え、付け合わせはバターライス、7,900ペソ。
メニューにはサーモン&レイネタとなっていましたが、この日はレイネタがなかったらしくサーモンのみ。
くどすぎず、しょっぱすぎず食べやすい味と量でした。
鶏胸肉にチーズとハムを詰めて焼いて、甘酸っぱいのソースをかけた料理、付け合わせはマッシュポテト、6,900ペソ。
チリでも付け合わせのジャガイモ料理が多いですが、ドイツもジャガイモを良く食べる国なんだと実感。付け合わせの料理の仕方としてはチリよりも手が込んでいるように思います。
お腹が疲れてきたので、最後はメインを頼まずにスープ&サラダで注文。
スープに頼んだコンソメは、具が何も入っていないのに驚きましたが、しっかりおいしいスープでした。2,000ペソ。
サラダは写真だと玉ねぎしか見えませんが、ソーセージとニンジンの葉のような野菜の入ったサラダ。
ドレッシングのタルタルソースみたいなのがおいしくて、量を追加してもらいました。3,700ペソ。
以下デザート。
チョコレートクーラン Culan de Chocolateはドイツ菓子なのですね。
甘すぎず、ビターすぎず、とてもおいしかったです。チョコレートアイス付き。
真ん中の茶色いソースはマンハールを薄めたようなものですが、かけると甘過ぎになりそうでかけませんでした。
おいしかったのと、デザートメニューは実質あまり多くなかったので二度目頼んだクーラン。
今回はちょっと焼き過ぎて、中のとろとろな部分がほとんどありませんでしたが、やっぱりおいしい。
デザートとして一番高い3,700ペソ。
一番ドイツっぽい(?)デザート、アップルストルーデル。
敷地内にリンゴの木がたくさんありましたので、多分自分たちで育てているリンゴなのだと思うのですが、未確認。
値段と味を考えるとこれがベストデザートだったと思います。1,700ペソ。
ケーキも何種類か置いてあって、こちらはティラミスケーキ。
甘すぎず、スポンジも結構ふわふわしていて思ったよりおいしいケーキでした。
1,700ペソ。
アイスも充実しており、メニューには6種類の盛り方がありました。
ビグザムみたいなこの巨大アイスはCopa Tutti Frutti。
アイス三種類(パイン、ピスタチオ、ルコマ)にパイナップルの缶詰、クリーム、ベリーソースがのったもの。
量には圧倒されますが、アイス自体はSaboryのものみたいで、あんまりおいしくなく…
2,900ペソでした。
Villa Bavieraの系列のレストランはVilla Baviera内のほかParralの町の近くRuta5沿いと、Chillan-Concepcion間のBulnesあるいはQuillon近くにもあるとのことで、砂利道を20kmも走らずともドイツ料理が食べられるかもしれません。

Villa Baviera

COPEC発行のツーリングマップに小さく載っていたVilla Bavieraという集落。
第8州との境に位置するこの村は1961年にドイツ人移民によって作られ、移民のリーダーによる独裁的な統制を受け外部には閉ざされた集落として続いてきて、チリの軍政時代には秘密収容所的に使われたりと、かなり暗い歴史を持った集落です。
2005年にそのリーダーがチリ当局に逮捕されて以来、コミュニティを外に開き、またドイツ人移民地としての特性を活かしての観光地化を目指してレストラン・ホテルを中心に少しずつ開発しているようです。

さて、この村はRuta5をParralという町でアンデス山脈方向に下り、舗装道を20kmほど走ってCatilloと言う集落のちょっと手前で砂利道に入り、更に20km程度走るとたどりつきます。Concepcionからは2時間ちょっと。
ホテルはこの2012年5月に新しく開いたとのことで、室内はとても綺麗でした。
建物自体は昔の建物を利用しているようですが、暖房もしっかり効いており、古さは全く感じさせません。
Standardの部屋はあまり広くはないですが、Kingサイズベッドにソファベッドが置いてあります。
(ベビーベッドも頼めば準備してくれます。)
部屋のアメニティはあまり充実しておらず、水飲み用のグラスがある程度。
湯沸かし器とドライヤーは持参して使用しました。

お風呂は浴槽なしのシャワーのみ。ただシャワーが壁からも水を出せる「マッサージシャワー」となっており、ちょっと温まりやすいです。
バスアメニティは石鹸、シャンプーとリンス。
自然素材の石鹸で、包装も生分解性プラスチックなどを使用しており、なんだか結構上質なものを置いているんだなぁと思って後で会社を見て見たら中国の会社のものでした。
ただアジア人にあうのか、髪の毛が割としっとりと仕上がってくれます。

朝食は併設のレストランにて。アメリカンビュッフェ形式。
ハム、チーズ、果物、ケーキ類に、ドイツ風の(?)パン。
特にパンがチリのホテルでは見かけないタイプで、食パンも割と柔らかくなかなか美味、でした。
飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーにココア、またここで搾っている(?)リンゴジュースとプラムジュース。

今回は朝、昼、夜付きの2泊3日で68,000ペソ/人というオープン記念料金で泊まりましたが、通常は40,000ペソ/泊とのことでした。
ドイツ料理と子供の遊具以外特に何があるわけでもありませんが、牧歌的な風情、遠くに望むアンデス山脈を見ながらただのんびりするにはなかなか良いところでした。
天然林のちょっとした散策なんかもできてなかなか気持ちの良いところです。