2013年1月22日火曜日

チリの病院システム

いよいよ臨月に入って、さぁ!!と思っていた矢先、お世話になってきた先生から

「予定日の頃ちょうど夏休みとるんだわ」と言われました。

「休みに入る前、再来週にでも子宮口の開き具合を見て、開いてきているようだったら陣痛促進剤使って産んじゃいましょう」と。

帝王切開はできればしたくないんで、自然分娩でお願いしますと常々言ってきたのですが、促進剤は全く「自然」の範疇のようです。
(麻酔を使った無痛分娩もチリでは一般的なようで、「自然」の範疇に入れられています。)


さて、そんなわけで急きょ他の先生を探すこととしたのですが、そこで知ったチリの病院システム
(産婦人科だけかもしれませんが)
病院の先生病院の部屋を借りて営業している個人事業主のような形だそう。
(病院に月給貰って働いているわけではないようです。公立病院は多分月給制。)
だから、2~3の病院掛け持ちは当たり前で、診察受ける際もいつも同じ病院である必要もありません。
(先生がその日いる病院で受けることが出来ます)
そんなわけで、結構他の先生に代わられるのを嫌がるようです。(収入に直結しますからね。。。)
ただ、先生を選ぶのは患者の権利として当然に認められていて、セカンドオピニオンなんかも当たり前に行われるようです。
また、先生によって診察費も結構違います。(保険除いた自己負担額だけだと2~3倍くらい違った!!)

出産のその日も、どこの病院に行ってもいいみたいで、病院に着いたら病院が先生を呼び出してくれるみたいです。
(極論すれば先生が普段働いていない病院でもいいのだそう)

というわけで、チリでは普通の会社員も医者も弁護士も1~2月に2週間前後の夏休みをとります。
予定日がこの頃になる場合、早めに先生の予定を聞いておく方が無難です。
医者の負担を減らすという意味で、陣痛促進剤や帝王切開を躊躇なく勧めてくるのも悪いことではないと思うのですがね…

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