2012年7月17日火曜日

Villa Baviera

COPEC発行のツーリングマップに小さく載っていたVilla Bavieraという集落。
第8州との境に位置するこの村は1961年にドイツ人移民によって作られ、移民のリーダーによる独裁的な統制を受け外部には閉ざされた集落として続いてきて、チリの軍政時代には秘密収容所的に使われたりと、かなり暗い歴史を持った集落です。
2005年にそのリーダーがチリ当局に逮捕されて以来、コミュニティを外に開き、またドイツ人移民地としての特性を活かしての観光地化を目指してレストラン・ホテルを中心に少しずつ開発しているようです。

さて、この村はRuta5をParralという町でアンデス山脈方向に下り、舗装道を20kmほど走ってCatilloと言う集落のちょっと手前で砂利道に入り、更に20km程度走るとたどりつきます。Concepcionからは2時間ちょっと。
ホテルはこの2012年5月に新しく開いたとのことで、室内はとても綺麗でした。
建物自体は昔の建物を利用しているようですが、暖房もしっかり効いており、古さは全く感じさせません。
Standardの部屋はあまり広くはないですが、Kingサイズベッドにソファベッドが置いてあります。
(ベビーベッドも頼めば準備してくれます。)
部屋のアメニティはあまり充実しておらず、水飲み用のグラスがある程度。
湯沸かし器とドライヤーは持参して使用しました。

お風呂は浴槽なしのシャワーのみ。ただシャワーが壁からも水を出せる「マッサージシャワー」となっており、ちょっと温まりやすいです。
バスアメニティは石鹸、シャンプーとリンス。
自然素材の石鹸で、包装も生分解性プラスチックなどを使用しており、なんだか結構上質なものを置いているんだなぁと思って後で会社を見て見たら中国の会社のものでした。
ただアジア人にあうのか、髪の毛が割としっとりと仕上がってくれます。

朝食は併設のレストランにて。アメリカンビュッフェ形式。
ハム、チーズ、果物、ケーキ類に、ドイツ風の(?)パン。
特にパンがチリのホテルでは見かけないタイプで、食パンも割と柔らかくなかなか美味、でした。
飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーにココア、またここで搾っている(?)リンゴジュースとプラムジュース。

今回は朝、昼、夜付きの2泊3日で68,000ペソ/人というオープン記念料金で泊まりましたが、通常は40,000ペソ/泊とのことでした。
ドイツ料理と子供の遊具以外特に何があるわけでもありませんが、牧歌的な風情、遠くに望むアンデス山脈を見ながらただのんびりするにはなかなか良いところでした。
天然林のちょっとした散策なんかもできてなかなか気持ちの良いところです。

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