2012年5月21日月曜日

Hotel Boutique Nalcas Malalcahuello

Temucoから東北東方向に100kmほど行った方に、Volcan LonquimayとVolcan Llaima、Volcan Tolhuacaという三つの火山に囲まれたような村、Malalcahuelloがあります。
Volcan Lonquimayは富士山型の火山。その昔、かのSamsungがCMのイメージ画像に(富士山に似せて?)使用したとのことで、2ch系で有名、のようです。

Concepcionから行く場合はRuta5をVictoriaで、TemucoからはLautaroで降りて東に向かいますが、どちらからもずっと舗装路が続いており、100km/h巡航で行けますので、意外と近い感じです。(途中で砂利道に変わったら道を間違った証拠です。)
3つの火山に囲まれている地、なだけあって、Malalcahuello近辺には温泉があって、また国立公園も3つほど近くにあるため、ちょっとしたリゾート地になっています。
ExpediaやBooking.comでも予約できるホテルではMalalcahuello Thermal Resort&Spaというところがあるのですが、一泊16万ペソ!!とかしてしまう超高級ホテル。
今回はHotel Boutique Nalcasに泊まりました。
4月~6月頭くらいのオフシーズンで、若干安く67,500ペソ(12,000円くらい)。

この地域、4月末~5月頭が紅葉のピークのようで、燃えるように赤く染まった山を楽しめるようです。残念ながら5月も20日となってしまうと紅葉はすっかり終わって、葉っぱもだいぶ落ちてしまっていました。
さて、全7室の小さなホテルですが、結構お洒落なつくりをしていて、地域の在来種の材をあしらったり、先住民マプチェの伝統的な織物をあしらったり、趣のあるインテリアです。
キングサイズのベッドにはマプチェのマントが掛けられているほか、手作りの棚、ライトなど部屋全体が独特の雰囲気。
ちょっと今回泊まった部屋については、レストランの上に位置しているという不運があり、レストランが閉まるまでの夜中12時前までが結構うるさかったのが残念だったのですが、今度はレストランから離れた部屋を指定してまた来たいと思えるホテルです。
お風呂も各部屋に着いており、一部部屋についてはジャグジィ付き。
一部はジェットシャワーのみ、一部はジェットシャワー+浴槽などとバラエティがあるようですが、今回は浴槽付きの部屋を要望していたところ、ジャグジィ付きの部屋になりました。(子供が体調悪くなって早く寝た都合上、結局うるさそうなジャグジィは使えなかったのですが…)

このホテル、温泉を引いているとはうたっていないのですが、お風呂に流れるお湯はなぜか黄色く濁ったものでした。
実は温泉を引いてきているのだろうか…?
夕飯込みのホテルではないですが、レストラン併設でチリ料理を楽しめます。
まずは食前酒にピスコサワーから。
そして、牛ロースステーキ。
付け合わせのリゾットは、地元で採れる天然キノコ、Morcellasを使ったリゾットとのこと。
Morcellasはだいぶ柔らかいまいたけのような感じでした。
お肉の焼き具合は、Bien Cocido(=良く焼かれた、Welldone)で注文。
それでもこれくらいの赤さ、肉汁のしたたり具合。
チリではMidiumに当たるのがTres Cuarto(4分の3)になるのですが、これにすると大体4分の3以上生の状態でやってきます。

肉の焼き具合は狙った通りの感じで来て、またお肉自体も柔らかく、臭くなくなかなかおいしいステーキでした。
リゾットのほうはしょっぱ過ぎてしまったのですが…
また連休などではどこかからかミュージシャンを連れてきてライブ演奏を行っています。
(子供が早く寝てしまうので、部屋に直接響いて騒音にもなっていたのですが…)
チリ音楽、スペイン語の音楽に限らず、いわゆる洋楽を演奏しており、なかなかの歌唱力。ゆっくり楽しみながら食事するのも良いかもしれません。

下三枚はレストランの主だったメニュー。
ディナーメニューは7,000~10,000ペソくらいでした。

Malalcahuelloは秋は紅葉、冬はスキー、夏はキャンプ、と一年を通してレジャー需要がある場所。
特に周辺の国立公園にはAraucaniaの林なんかがあったりして、なかなか見事なようです。
今回は子供が熱を出してしまったのと、1泊しかしなかったために全然周囲のドライブなどできなかったのですが、是非もう一度、今度は初夏にでもリベンジしてみたいところ。

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